幸せをよぶ服作りのヒミツ ラリさんのお話会
幸せを呼ぶ服作りのヒミツ<br />インドのNGO ラリさんお話会レポート
お客様と一緒にお話会に参加しましたー。
レポートは、フェアトレード大好き♡ちひろんです!
フェアトレードの卸元さん(シサムさんやpeople tree)の話を聞くことはありましたが、実際の作り手さんの話を直に聞くのは初めてでした。
インドのラクノーにある「カラティマク」というNGOは、チカン刺繍を施したお洋服を作っています。
チカン刺繍はラクノーの伝統。
そこに住む人々は今も老若男女問わず(つまりおじいちゃんも!)チカン刺繍の服を着ているそう。
機械織りの安っぽいのもあるけど、カラティマクで作っているのは、手刺繍のもの。
ぽこぽことしているので、同系色の糸で縫われてるにも関わらず、遠くからでもわかる。ここでのラリさんがすごかった(笑)
catch your eyes!!
目を引くでしょって!文字通りの熱弁です。
刺繍をするのは女性。家で家事や家族の面倒を見る合間に出来る。
お茶を出したり、ご飯を作ったりするのとおんなじ感覚で、スキマ時間に出来る。
外に出て仕事をしなくても稼ぐことが出来る。
子どもが小さいときは、家で仕事ができるって、それだけでありがたいと私も思います。
でも、ここまでは、よく聞いたことのある話で、こういった女性の仕事場作りのためにNGOを作ったんだろうと思ってました。そして、
「どうしてカラティマクを作ったんですか?」と質問したらこんな風にラリさんは答えてくれました。
これぞという一着を作るために、試行錯誤して、それを買って、着てもらって、ハッピーになってもらうこと。
それが大事なんだ。自分たちの服を好きになってもらって、買ってもらうこと、それがアーティザン(作り手さん)を応援することになるから。
チャリティーは長く続かないから。
力強い英語で、身振り手振りで話してくれました。
「フェアトレードは、チャリティーじゃない。」
これはもちろん、わかっていたこと。
だけどどこかで
「このままではあまりにもかわいそうだから」
「女性の地位向上のために」
という社会的弱者を助けたい、そんな想いが始めることの出発点だと思っていました。
でも、そうではなかった。
自分のやることに誇りを持って「仕事」にしていくこと。それが大事なんだと。
出発点が違った。
最初からビジネスの視点でチカン刺繍を広めていこうという熱意と情熱がひしひし伝わってきました。
「良いものだから買ってほしいんだ。」
「そして、良いものを着ると人はHappyになるんだ。」
一枚の服で、その日一日だけでなく、その日から続く毎日が、きっと違ったものに見えるはず。
大好きだった「シサムさんのお洋服」が、その日から「カラティマクのお洋服」になりました。
誇りと自信でいっぱいのお話会でした。
おまけの話 ↓↓↓