<むつみ>
今日は、河北潟の農家、「金沢大地」の井村さんを訪問してきました。
たくさん撮った写真は、明日にでも、まりこさんにUPしてもらいます。
井村さんは、小麦や大豆、お米を、無農薬で、とんでもない広さの農地で栽培しているので全国的に有名。
「1000年産業を目指して」いる井村さんは、視点が常に、1000年単位。お会いするたび、いつも衝撃的なことをさらっとおっしゃる。
今日の衝撃発言は、
「真水は石油よりも先に枯渇する。真水がたくさんある日本の農業は、アメリカやオーストラリアに比べて絶対的な競争力がある。絶対に負けない。」
アメリカでは、二億年?かかって貯まった地下水をくみ上げることで、農業を維持している地域があるけれど、そういう地域で、水位がものすごく下がり、大問題となっている、と、報道されています。
だから、いわれてみれば、井村さんのおっしゃることは、まったくそのとおりなのだけど、普段、そういう風に考えたことがなかったのでギョッとしました。
水が枯渇する時代。どんな時代なんでしょう。考えるのも、恐ろしいですね。
そして、水源から川下まで、見事につながった、田んぼのための農業用水が、今、崩壊の危機にあります。農業を見限った地域では、かつて地域ぐるみでやっていた水路の手入れをしなくなったり、田んぼに水を引かなくなったことで勢いが調整されなくなったり、さまざまなことで、水を川下に流すシステムが崩壊。能登なんかも、ひどいことになっているそうです。
何百、何千?年をかけてつくってきたインフラを、すっかりダメにしてしまうことがないように、今、踏ん張らなくてはいけないのだ、と、教えてもらいました。続く。
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