<ムツミ>
東京に行ってきました。私はひさしぶりです。
電車の中吊りにもこんなものがあり
時代の流れを感じました。
ほんの少し前までは、「ごく一部の人しか興味を持たない」といわれていた分野が、どんどん前に出て行っているのを感じます。この中吊りをみたら、昔「中橋の家」で同居していた「環境活動家」のアンニャライトなどは涙を流すかもしれません。
ちなみにこの広告には、違法伐採による森林喪失の危険を訴えています。5年間で、日本の国土面積に相当する森が失われていると。
さて、東京へは、アル最大のお取引先である「フェアトレードカンパニー」の展示会に出かけました。娘が生まれてからは一度も行けてないので、私が行くのは、なんと、7年ぶり?です。
会場では雑誌の撮影もやっていて、華やかな雰囲気。
参加しているショップスタッフも、大きい問屋さんから、うちのような小さな店からいろいろ。おしゃれな若い方、昔からの活動家な雰囲気の方、呉服屋さん、金物屋さん・・・・と様々らしい。
品物の数も、それを説明するスタッフの数も、7年前に比べたらぐんと増えました。だいたい、8年前には、展示会そのものがなかったですから。ずっと成長を続けてきた「フェアトレードカンパニー」、ありがとう。おかげでアルも、成長してこられました。
息子をあやしてくれる、スタッフのオガタさん。ちょうど、同い年の子どもさんがいらっしゃいます。助かります~~
おやつにいただいたキッシュ。嵐ちゃんへのお土産に、写真(だけ)。
社長のサフィアさんの話と、生産者団体の代表としてネパールのキラン・カタギさんという方の発表がありました。
カタギさんは、5年ほど前に、金沢にもお呼びしたことのある方です。覚えていらっしゃる方・・・・・?
低カースト「ボデ」の人たちが住む地域で、職業訓練校をつくり、卒業生の仕事づくりを考えていたところ、フェアトレードカンパニーと出会い、その後、年々品質を高めて、今年はついに大きな「自社ビル」を立てたそうです。
編み子さんは1000人を超え、アンタッチャブルと言われていた「ボデ」の人たちも、経済的に自立するに伴い差別も減ってきました。昔は、触れた人はあわててシャワーをするような状況だったそうです。今は、ボデの子どもの7割近くは、カタギさんたちの運営する学校に通い、残りの子達は地域の学校に通うまでになり、敵対し嫌がらせをしてきた人たちも、サポートしてくれるようになったと話してくれました。
社長のサフィアさんは、メディアにも何度も取り上げられ、ダボス会議にも招かれ、イギリスに凱旋起業して、ロンドンの名デパートで催事をしたり、「OOの100人」みたいな特集で選ばれたり、と、時の人となりました。彼女の話のときには、小さな会場ですが、いっぱいに。
なのに、午後からのカタギさんのお話には、20人にも満たない参加者でした。階下の会場には、次々と、商品を見る人が来ているのに、カタギさんのお話を聞きにはこないんです。
フェアトレードの専門店じゃないからかな。
生産者さんに興味のないフェアトレード店なんて、ありえない。
そんなモヤモヤを抱えながら、夜は月島に「もんじゃ」を食べに行きました・・・・
「スローウォーターカフェ」に。
今年5月に、野々市まで来てくれた、お取引先です。
いつもここから電話やメールくれるんですね。ありがとう。これからもエクアドルからの物語を届けてください。それを上手にお客様にお届けできるよう、私たちも工夫します。
商品のディスプレイと、小さなテーブル席が3つほど。後は、エクアドルからのストックが、カベに一面。その中に、見つけました!!
新商品、刺繍のブックカバー。
ぐっち店長は、これをブログで見て楽しみにしていたようで、「これ!これ!」と大興奮!一つ一つ、デザインが違うので、全部をひっくりかえして厳選して仕入れ作業。
この前いってきたばかりのエクアドルの話をしてくれた、代表の藤岡亜美さん(左)。鉱山開発の計画をストップさせた住民たちが、今度はダム計画も止め、自信にあふれる地域づくりを展開している様子を聞かせて貰いました。もっと詳しく聞きたい・・・と思っていたら、実は生産者を招く計画があるのだ、と。
日本に来る生産者さんといえば、たいがいは団体の代表さんだけれど、今回は、普通の編み子さんをお呼びしたいのだそうです。
会うだけで、エクアドルの深い森のにおいを感じて嬉しくなれそう。実現するならぜひ、金沢にもきて欲しいです。
SECRET: 0
PASS:
ぐっちさんは完全冬装備、藤岡さんはかなりの薄着なのか面白いですね(^_^;)
お疲れさまでした。
SECRET: 0
PASS:
金沢は雪が降った日でしたからね。私たち重装備。荷物になって、まいりました。