私の孫。・・・?

<クズハ>

6月1日に、世界フェアトレードDAY記念のお話会を予定しています。
ゲストは、東京の「スローウォーターカフェ」(以下SWC)代表の藤岡亜美さん。


藤岡さんをお呼びすることは、わりと軽いノリで決まったことでした。
誰か輸入業者さんのお話聞きたいね・・・
SWCさんは商品がユニークだし、お若くて明るい話が聞けそうだし、
ちゃんとお会いしたことがないから
この機会に・・・・くらいの理由で決めました。


準備しながら、SWCさんのことをいろいろ調べていくうちに、
実はアルと藤岡さんには不思議なつながりがあることに気がつきました。



私が、フェアトレードに関わり始めた頃に
中橋町の借家(通称・中橋の家)に
一緒に住んでいたのが、アンニャ・ライトという
オーストラリア人女性。
彼女は、インドネシアなどの先住民族が
森の乱暴な伐採で生活の場を奪われていることに
とても心を痛めていて、現地にも通っていました。
私にも、森の人たちがどんなに魅力的か、
彼らから森を取り上げることがどんなに残酷かを
ときどき話してくれてました。その延長で私は、
アンニャの講演会やワークショップを、
通訳として手伝ったりしてました。



いろんな人が出入りする、ボロいながらも楽しいシェアハウス時代。



アンニャが日本に来たのは、「日本は世界最大の木材輸入国だから」で、日本の人たちに、そのコピー用紙はどこから来たのか・・・を
考えてほしいから、だといってました。

2年間過ごして、アンニャは
「世界有数の、多様な生態系を誇る
エクアドルの森で暮らしてみたい」といって
エクアドルにいってしまいました。


引っ越す前に、アンニャは、

「エクアドルのコタカチというところには
先住民出身の知事が誕生したんだよ・・・
スペインに侵略されて500年の歴史のなかで
初めてのことなんだよ・・・
エクアドルは今、すごいおもしろいから、
一度行くべきだよ・・・」と
私に熱く語っていました。


アンニャは、引っ越す前に2回、
友人と一緒に、日本→エクアドルのエコツアーを企画。

ムツミも手伝って!とかなり頼まれた記憶があります。
私は自分のことで手一杯で、一緒には行けませんでした。

その頃に、アンニャと一緒にエクアドルを訪ねたのが、
あの辻信一さん。
「スローライフ」を提唱したり、「100万人のキャンドルナイト」を企画したり、ナマケモノ倶楽部を立ち上げたりしている
明治学院大学の先生。


そして、その辻先生のゼミ生として、
エクアドルを訪問したのが、藤岡さん、というわけです。

3年ほど前からSWCさんの商品を扱っていたけれど
そんなつながり、まるで、気がついてなかったわ~
あの、暗い中橋の家の部屋で、
ほそぼそと企画されたツアーが
藤岡さんの人生につながっていたなんてねー

そしてその結果として日本にやってきている商品たちが
今アルで頑張っているんだねーーーー



なんか孫を見るようですね。

(藤岡さんのことじゃなくて、
彼女が開発している商品たちが。。)


エクアドルは、この数十年の間に、その豊かな森の
実に90%を乱開発で失くしてしまったといわれているそうです。

アンニャや藤岡さんたちがお付き合いしてきたのは
日本の企業が鉱山開発をしようとしていた地域。

鉱山は、20年もすれば掘りつくされて
後に残るのは鉱物に汚染された貧しい村だけ、ということになるのを
地域の人たちは知っていたので、
先住民族のアウキ知事のもとで
乱開発に反対。

それはとっても大変なチャレンジだったけれど
つい最近、開発計画は撤回されたそうです。


すごい。
どうして撤回させられたのか?
それはお話会を待とうと思いますが、
この地域には、私たちが目標にしたいような
すばらしい話がたくさんあるみたいです。

とっても、楽しみです。



藤岡さんのように、夢で起業したい、と思う方、
「地域づくり」に希望を見出したいという方、
ぜひ、お友達も誘ってお越しください。

詳しくはウェブにて!


できれば、参加ご希望のかたはひと言アルまでお知らせ頂けると、準備の都合上ありがたいです。お待ちしています。

17年前

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