フェアトレードの服を作る その2
<むつみ>
フェアトレードの服を作る その1を8月に書き終えて
その後、お話し会を何度もやり、
涙を流して聞いてくださる方にたくさん出会って
すっかり語り尽くした気持ちになり!
そのままになってたけど、
いえいえ!やっぱり書き残したいです
このプリント柄の服を作ってくれている人たちのこと。
ムンバイのスラムのど真ん中で、
女性の困りごとに応えて始まった、クリエイティブハンディクラフト。
スラムの中で、小さなスペースにミシンを並べて・・・
女性たちがちいさな力をあわせて・・・
ずっと、どんな団体なのか、想像を膨らませていました。
世界一、人口密度が高い都市、ムンバイ。
でも空港のそばギリギリまでスラム街が展開
スラム出身の少年を描いた映画「スラムドックミリオネア」のイメージが強くありますが
まずは、空港が、ピッカピカ
お迎えの車でたったの30分で快適に到着
着いてみたら、そこは〜〜〜〜
立派な看板に
立派な建物。
何年か前に、スペインからの支援で
立派なのが建ったとは聞いてましたが
想像を遥かにこえて快適なスペース。
4Fのゲストルームも、wi-fiが自由に使えて清潔で、快適そのもの。
スペイン人のシスターが始めた活動が
約30年たって、ここまでに。
その窓から見える景色は
(動画でご覧ください)
30年前に、スペイン人のシスターが、スラム街の女性たちのカウンセリングをしてまわり、そのあまりの窮状に心をいため、「住民同士の助け合いと職業訓練の場を」と、活動開始。
人見さんたちが通い始めた頃は、
小さなスペースにミシンが何台か置かれて
そこに女性たちが集まって・・そんな場所が点在している、
そんな活動だったそうです。
打ち合わせをする事務所も、
デスクがあってスタッフがいるところにシサムさんのスタッフが3人で入ったら、もうホントにカベに体がぴったりついて、誰もすれ違えない、それくらい狭くて、
ホテルまでも延々何十分もタクシーで行かないと行けなくて、出張のたびに大変だったそう。
それが、「ほんとうに、楽になりました・・・・!」
これの前に訪問した、ラクノーの「カラティマク」さんでは、
事務所のトイレにドアも電気もなくて、
それに比べたらこの快適さ!
フェアトレードの標語も美しく掲げられ
字が読めない人のためにイラストでも
(環境を守ります)
(男女は平等です)
「女性たちも、カラティマクとはかなり違いますよ〜」と聞いていた通り、
ミーティングの場もなんか、パリッとしている
みなさん、ペラペラの英語でどんどん意見を言う
常に控えめだったカラティマクの女子たちとはかなり違う。
人見さんも、女性たちからいっぱい何かを言われて、たまに難しい顔になる。
さあこの滞在、どうなる?
(つづく)