ふだん、
はっきりと気が付きました。これは役に立つわあ。
それを見えないようにしておいて
「それは生き物ですか?」とかの質問で
相手が何を描いているのかを想像していって
自分でも描いてみます。
こんどはちゃんと相手の描いたとおりの絵が描けるのか?
コピーしたように同じものを描けるのか?を
やっていきます。
おもしろいのは、
質問が制限された時間の後で、
「自由に質問していいよ」と言われると
質問できることをすごく嬉しく貴重に感じるということ。
こんなになんでも聞いていいのに
なぜ今まであんなに簡単な確認ですませていたのか?と
自分の今までの「質問」を、疑問に思い始めました。
坂本さんは
「質問にはいろんなタイプがあること」
「質問次第で、たくさんの情報が引き出せること」を
私たちに体験させてくれました。
90分のワークはあっという間でした。
よく出来てるわあ〜
さすがプロフェッショナル。まさに達人。
面白かったので、
翌日、アルの朝礼でやってみました。
でも、講義で受けたような1対1のお絵描き対決だと
うまく仕切れないし時間もないと思ったので
私が描いた絵を4人全員で類推するゲームに変えて、
やってみました。
こんなようなシンプルな絵を、
私がみんなに見えないようにして描いて
ある一定の制限の中で「どんな絵なのか?」を質問してもらい
みんなにも同じ絵を描いてもらう、というルール。
そしたら面白いことになりましたよ。
同じ場を共有し、全部の質問を全員で聞いているのに、
それぞれがちょっとずつ違う絵を描きました。
そして質問の内容というか傾向にも
それぞれの個性があるってことがわかりました。
「氷は入ってますか?」と質問したスタッフは
ちゃんと氷なしの絵を描いたけれど
それ以外のスタッフは、その質問を聞いていたにもかかわらず
氷の入ったアイスコーヒーを描きました(全員)
それはその氷の質問が出た状況が関係してるんですが、
つまり全員ミーティングをしていたとしても
その場で聞いている人みんなが同じことを確認できているとは全く限らない、
ということですね。
これからは、「わたしちゃんと説明したのに」とか思わずに
人のせいにせずに、
もっときちんと確認を重ねようと思いました。
企業の研修でもとても有効、という理由が
わかりました。
その日の夜、息子とも一緒にやってみました。
息子の描いた絵を、
私が質問して類推する・・・
「高いものですか?」
「白いものですか?」
「どこの家にもありますか?」
YES NO の質問ではなかなか当たらなくて
タイムアップする直前、
ほんと一秒前に、
「絵を描くのが苦手なこの子が
絵を描けと言われて描く絵は、
たぶんこれでしょ」と
私にはわかった・・・・
リンゴでした。
やっぱりね。
私が子どものころも、そうだったから笑
親子だわあ〜〜〜
それにしても金沢工大の学生さん
かわいらしかった。。。
3人の学生さんとペアになって話をしましたが
ちゃんと人と関われるし
その場を楽しむ力もある。
質問力ということについても
とても興味を持ってしっかり自分のものにしていたように感じました。
「明日からの生活に活かそう」と頼もしい感想が聞かれました。
息子、あと6年後に
こんな姿になってるのかな。
そう考えたら学生さんが愛おしくて、
「ちゃんと食べてる?」とか聞きたい気持ちになりました。
徒歩圏内にある大学なのに
ほとんど接点がないし
どんな教育をしているのかも知らない。
そういう意味でもいい機会でした。
(息子たちに「金沢工大にする?」って聞いちゃった。)
余談その2
たまたまこの日、金沢市議会議員の方にお会いすることができたので
ずーっと気になっているこのこと
聞いてみました。
「どんなヤジだったんですか?」
お返事は
「こういう考え方の違いは難しいと思うよ、
いろんな立場の、それぞれの考えが自分もわかるし
100年議論しても答えって出ないかもね」でした。
確かにそうなのかもなあという気持ちと、
でも質問力をアップしていけば
相手の深層心理?に迫っていける、という講義を受けたあとでは
議論じゃなくて質問を駆使していけば
いろんな考えの違いの理由も引き出せて
その違いを乗り越えるための知恵が出てきて
いつか
なにかしらの進歩は得られるんじゃないかとも
感じました。
そうありたいものです。