安倍総理が、集団的自衛権を説明するために
ネット配信の番組で披露したたとえ話。
「不良にからまれたら困るから、と
ケンカのつよい麻生くんが
守ってやるからと一緒に歩いてくれていた。
いきなり3人くらい不良が出てきて
麻生くんに殴りかかった。
それをただ見ているわけにいかないので
自分もケンカに参加する。
これが集団的自衛権」
とのことでした。
これを聞いて、きっと、全国の多くのパパママたち
または子どものケンカに困ったことのある教育関係者は
いっせいに、心のなかで突っ込んだと思います
「子どものケンカか・・・」
ケンカってこんなシンプルじゃないですよね。
「なんでケンカになったの」
「だってあいつが急に殴ってくるから」
「ちがうし。そっちが先にぶつかってきたんやし」
「ぶつかってないし!」
「お前の手ぇ、当たったやんか!」
「知らんし!ただ漫画取ろうとしただけやし」
「はあ?その漫画、俺のやし」
「読んでもいいやろ?このまえ俺の貸してやったやろ」
「いっつも俺の小遣いで買ったの勝手に読んどるし!」
「別にいいやんか!お前だって」・・・・・・・・・
エンドレス・・・・
超めんどくさい・・・・
なんでもいいから、ちょっと仲良くしてくれ・・・・・
でも、子どものケンカなら、とことんやらせておけば
「もう一生、口きかん!」
「ぜったいもう遊ばん!」
「死ねっ!」とかいっていても
夕方にはまた二人でケラケラ。遊んでくれてる。
これが、この世の中の「戦争」の話になるとしたら。
安倍さん、あなたのたとえ話が、怖すぎます。
どうせ止めてもムダなのかもしれなくても
それでも、どうしても反対せずにいられない
安保法制。
どんなにアホらしい、ささいなきっかけであっても
(しかも、もしかしたらそれは、作り話かもしれない、
過去の例から言うと。)
戦争は、始まってしまえばどうにも止められない、
それを私たち日本人は骨身にしみて知っているから。
いつも日本とアメリカが「善」で
それに向かってくる国は「不良」って
決めつけられるでしょうか。
いろんな人が、このたとえ話をネタに
持論を展開しているので、
ご紹介。
ネットで見つけた、たとえ話、その1
<麻生さん(アメリカ)が歩いている(安倍さん(日本)が一緒にいるかどうかは関係ない)
↓
麻生さんが生意気そう(または、小遣いを持っていそう)な小学生を見つける
↓
麻生さん「お前、鉄パイプ隠してるだろ。ちょっと出せよオラ」
↓
小学生「なんだよ!知るかよ!」
↓
麻生さん「こいつは鉄パイプを捨てる気が無い。危険な奴だ。懲らしめるしかない」
↓
麻生さん、小学生をボコボコにする
↓
小学生「やめろよ!」と麻生さんの腕をつかむ
↓
麻生さん「あ~痛てぇ。あーあ、こりゃ骨折したわ。こいつ本当に危険な奴だな。安倍ちゃん、どうするよ?」
↓
安倍さん「麻生さんが攻撃された。このままでは私の安全も脅かされる。協力しますよ、麻生さん」
↓
麻生さん&安倍さん、小学生をボコボコにする
その2
【集団的自衛権の正しいたとえ話】
拝啓・安倍晋三総理大臣殿 「安倍さん(日本)を守る麻生さん(アメリカ)がいきなり不良に襲われたときに助けるのが集団的自衛権」という貴方のたとえ話には、「麻生さんの方が先制攻撃の常習者である」という大事な前提が抜けています。「集団的自衛権の正しいたとえ話」を進呈いたしますので、どうぞご活用ください。
桃太郎という青年がやってきて、軍事同盟を結びました。ある日、遠く離れた鬼ヶ島から金銀財宝が採れるとわかり、
A村は「鬼ヶ島は大量破壊兵器を保有している。危険だ」と嘘をつき、
鬼ヶ島を戦闘機で爆撃しました。A村の圧倒的な軍事力により、
鬼ヶ島では毎日たくさんの鬼たちが死んでいきました。
子どもの鬼もたくさん死にました。一部の鬼たちは山に隠れてゲリラ戦を展開、
金棒で必死に反撃しました。
A村のおじいさん、おばあさんは桃太郎に言いました。
「鬼ヶ島はA村に攻撃を始めた。
こんな危険な島をそのままにしていては、
お前の命も脅かされるぞ」
桃太郎は言いました。
「まさにその通り。これは私たちにとっても存立危機事態です。
こうなったら私もA村と一緒に武力を行使するしかありませんね!」
桃太郎は元々、
自分が攻撃されたとき以外は武力を使わないと決めていましたが、
おばあさんの作った11個の「平和安全きびだんご」を食べたとたん、
その歯止めが消えてしまったのです。
桃太郎はINU・SARU・KIJIと名づけた最新兵器を使い、
鬼ヶ島を徹底的に爆撃しました。
桃太郎は言いました。
「これは自分を守るための、極めて限定的な武力行使である。
めでたしめでたし」 *****