＜クズハ＞

大昔からのお客様やお仲間のみなさんはきっと覚えていらっしゃるでしょう、「モーラスハート」という名前の、天然の蚊よけ草で作ったかわいい商品がありましたね！

見た目がかわいらしくて、赤ちゃんのそばにおいても安心だよね、などと言われてヒット商品でした。あのころはカタログも１０数ページしかなくて・・

「モーラスハート」があんまり売れなくなった後も、リンゴの形にしてみたり、なんやかんやと頑張って　このモーラス草の商品は存在し続けていました。

私が９８年にフィリピンにいったときに、どこか生産者団体にいきたいと　卸もとの「フェアトレードカンパニー」さんにお願いして紹介してもらったのも、このモーラスハートの生産者さんたちの村でした。

すごーくのどかな港町でした。

たしか旅行記に書いたよな・・と思って探したら、

あったあった。

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マニラからバスで１２時間かかる、
そしてやっぱり電話線もきていない町で、海をわたるオーダーを
こなしているということだけでも感動なのに、この生産者団体では、
貧しい子どもでもごくわずかのお金で入ることのできる幼稚園を
経営しています。
さらに、卒業して公立の学校に進んだ子ども達でも、
鉛筆やかばんの支給を受け、必要があれば
毎日の昼ご飯も食べにこれます。
おかげで、栄養状態の悪い子はいても、栄養失調までは
いかないそうです。
その他、低所得者のための無料住宅サービスや、
組合員ならつけのきく小さなお店を経営しています。」

http://www.h4.dion.ne.jp/~ftc/travel/9802/9802_4.html

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ホントによくしてもらったことをしみじみ思い出します。

なんでモーラスのことを思い出しているかというと、

今年入荷するはずだったモーラス商品に、

一部カビが見つかって、販売中止になったという連絡がきたのです。全部販売中止にしたら、卸元さんの負担も大きいだろうし、何とかして売れないかしら・・・・・・カビはごく微量のようなので、「こっちで洗ってみるから送ってみてくださいよ」と申し出てみたのですが、やはり人体に影響あると大変なので出荷はできないとのこと。

あのフィリピンのはじっこの、世界のはじっこのように静かな村で、もっと日本からのオーダーがきます様にといいながら作業をしていた奥様たちを思い出します。ああ、無念だわ。なんとかならないのかしらん。

そうそう、明日（今日だ）は、このフェアトレードカンパニーの「卸担当」さんが、アルに遊びに来てくれる予定です。楽しみ。