展示会のその後・・

<ぐっち>

昨日、ヒント”みつ編み”の答えを書けずにごめんなさいです。

お分かりになった方、いらっしゃいますか?

実は展示会後のワークショップ。ゲストが、以前このブログでくずはがご紹介した事のある生産者団体「ミンカ」の創設者ノルマさんと、アルパカ・ニットの生産者ケチュア族のダニーさんだったのです。

このケチュア族の女性たちは、み~んな長いみつ編みにカラフルなカーディガン、ひらひらスカート、そして頭にはまぁるい小さめの帽子をちょこんと乗せているんです。People Treeさんの秋冬号のカタログには必ず載っていて、いつも「かっわいいな~」と思ってみていたので、本物に会えるなんてとワクワクしていたんです。

ダニーさんは、カタログからそのまま飛び出してきたような(って飛び出してきたんですが・・)写真のままの衣装で登場されて、私は大興奮してしまいました。ダニーさんはご自分が住む町からも出たことがなく、地球の裏側の日本に来られてかなりのカルチャーショックを受けっぱなしだったそう。そりゃそうですよねぇ。その日は京都へ観光にも行かれたんですって。

そして、始まりましたワークショップ。今回はダニーさんがペルーから持って来てくれたアルパカの毛を錘(つむ)というこまのような道具で糸に紡ぐ体験。最初に毛に絡まっているゴミや土を取り除きます(これも結構たいへん)。そして毛の繊維を伸ばして錘にからませます。左手はのばした毛を持ち、右手でこまを回すように錘を回転させると毛によりがかかって糸になるのです。

まず、錘を倒れずに回すことが大変。あっちへいったりこっちへいったり、しまいに倒れて回ってせっかく巻きついた糸がはずれてしまったり。ひいひい言いながら何とか糸(の様なもの)が出来上がり、それを使って即席ネックレスを作りました。アルパカのふわふわ感がたまらなくかわいい!

今、ミンカでは「5枚のショールでアルパカ1頭を救おう」キャンペーンを行っています。7年前、たくさんのアルパカの毛を購入していた企業が染料しやすい白アルパカしか買わなくなり、グレー、ブラウン、黒色のアルパカたちが不必要になったのです。毛が売れないので食肉として殺され始め、カラーアルパカの数がどんどん減り始めました。そこでミンカとフェアトレードカンパニー(People Treeの会社)が協力して、カラーアルパカそのままの毛色を使った商品開発に力を入れ始めたのです。

お店でご覧になったり触れられたりされた方もいると思いますが、アルパカちゃんの毛はほんっとうに柔らかくて軽くて気持ちいいんです。ウールのチクチク感がちょっと・・・という方にはゼヒお勧めです。

団体名、「ミンカ」の意味すること。

”協力して、みんなに恩恵を”

商品を買うことでミンカを支援し、アルパカのあたたかさという恩恵を頂けるなんて、最高の冬支度だなぁなんて思った1日でした。

20年前

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