バナナの生産者さん

<クズハ>

フェアトレードのバナナを販売しているオルタートレードジャパン(ATJ)から、ときどきファックスレターが送られてきます。「バランゴンバナナ便り」と題して、バナナの生産者さん情報です。これが毎回おもしろくて、楽しみに読んでいます。

今日の登場人物は、ルシア・タラバンさん、66歳。女性です。子ども14人、孫32人!ですって。

元はサトウキビ農園の労働者として長いこと働いてきて、農園が農地改革で解放されて、2000年にバランゴンバナナ栽培の話があったときに「やってみたい」と手を上げたそうです。「バナナは毎週の収入になるので魅力がある」。

以下、お便りより抜書き。

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 ルシアンさんのバランゴン畑は裏庭の0.15haに100本というかわいらしい圃場です。まるで小柄なルシアンさんのよう。ついでにバナナの実も小さめです。元サトウキビ農園だった土地柄、灌漑設備がなく乾季には水不足で成長不良になります。「私も若いころ貧しくて十分なミルクを飲めなくて小さくなってしまったのよね。バナナも持ち主に似るのかな?」

「私の夢は全部かないました。食事は一日三回。ラム酒も飲めるし、タバコも吸える!14人の子どものうち7人はマニラに住んでいますが、年に一度彼らを訪ねます。今年は生産者グループのプロジェクト運営委員をおおせつかって忙しくていけませんでしたが、村への訪問客の歓迎隊の一員として十分楽しんでいます。昨年、日本からの訪問者の弾くギターにあわせてのビートルズ・ロックンロールはたのしかった!」

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月に一回、この、フィリピンから届くバナナを100キロほど仕分けして、手渡ししていく日を設けています。

仕分け作業、配布するお便りを作る作業、配達する作業など、趣旨に共感したボランティアの人たちの手で9年間つづいてきました。ずっと第2月曜日でやってきましたが、今月から第二水曜日に変更になり、あさって 9日が その日です。ご興味があったらご連絡ください。くらぶのメンバーやサポーターで、わいわいと作業をしています。

20年前

1件のコメント

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    PASS:
    毎月お便り楽しみにしています。
    明日行ったら新刊手に入るかな?
    バナナもマフィンやカフェオレで美味しくいただいています。
    来月から多分バナナ仕分けにも顔を出せると思うので
    ぜひ楽しませてくださいね。

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