スリッパソックス

<クズハ>

セーターフェアが終了しました。ご予約ありがとうございました。スタッフも楽しみました!

今年のフェアでは、毎年おなじみのアイテムがなくてさびしい思いをしました。アフガン難民キャンプからの「スリッパソックス」

これをはくと、足元がしっかりあたたかくて、暖房の温度をだいぶ下げられて、頭はすっきりするし受験生向きだよね、とお客様からよく褒められました。リサイクルウールでつくるので、色がばらついて、届くまで実際何色がくるのかわからなかったり、編み目が粗くてクレーム出すこともあったし、スリリングな商品だったけど、値段が安かったことや、デザインのかわいさで、毎年人気あったんです。

難民キャンプを支援してきた国連機関が、「アフガン難民は帰還がすすんでいるから」という理由で、助成金を打ち切ってしまい、キャンプの支援団体では財政にこまって、しかたなくフェアトレード部門の事務所をたたむことになったのです。実際には、地雷だらけのふるさとに帰ることができなくてキャンプにとどまっている人が何万人もいるのにも関わらず、です。

ながいことこのキャンプの支援をしてきた、東京のフェアトレードカンパニーのスタッフは、「私たちのオーダーだけでは事務所を維持することが出来ず」「日本からのオーダーに大きく依存していた女性の編み子さんたちのこれからの生活を思うと胸が痛みます」「力が及ばなかったことが悔やまれます」と、とてもがっかりしています。

いちどつながっていた手をはなすのはつらい。いままでalの売り上げを助けてくれていた生産者さんたちの暮らしが立ち行かなくなっていることを考えるとつらいです。

「9・11後のアフガン攻撃は、アメリカの自衛権行使だった」と、今日のテレビでしゃべっていた政治家がいたけど・・・・・・・

自衛かあ。自民党のきめた憲法草案にも、「自衛軍保持明記」となっていたけど・・・・・

働いて、家族を守って、暮らしていくことを邪魔するものは、なんなんだろう。

またアフガンのあの人たちと手をつないで仕事が出来るように、せいいっぱい、こちらからの手は伸ばしておきたいと思います。いままでアルを通じてアフガン難民の支援をしてくださっていた皆様へ、また状況が変わったらすぐにお知らせしますね。

20年前

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