こんどやるワークショップ
「大地の再生」。
改めて、講師の矢野さんのやっていることを調べていたら
ちょっとググっただけで、
これは本当に根本的に大事なことだなあー
社会全体の行き詰まり感の一因が
ここにもあるのかもな?? と
思ったので、ご紹介します。
そもそもの話から・・・・
新店舗の敷地を、みんなに居心地のよい空間にしたくて
ご相談した、
「杜の園芸」という会社の、
矢野さん。
全国で、
「大地の再生」と銘打った講座をひらいている方です。
わざわざ遠いところから園芸師さんをお願いするきっかけになったのは、
矢野さんが、
「大都市の地下街とか歩いてると、
ドブくさい臭いがすることがあるでしょう。
あれは、土が腐って、有機ガスを出してるんです」
と言われたこと。
土も有機物なので、コンクリートでおおわれて呼吸ができなくなれば、
腐る。
そりゃそうだ。
その状態が、空気をよどませて、
なんとなしに気持ち悪い空間にしてしまう。
そこまでは、理解してましたが、
今日はこのリンク先を読んで、
改めて、あああああ・・・・大地の再生って
土だけじゃなくてみんなが生き返ることなんだな、と
思ったんです。
ピンときた方は
(こんな前振りでピンと来るものか、どうか・・・・?)
このリンク先をご覧ください
↓ ↓ ↓
風土を再生する〜里山整備の視点
http://watashinomori.jp/
リンク先まで読む時間ないわ〜〜って方のために
私がちょっと抜粋しましたので
よろしければ。
↓ ↓ ↓
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造園業の現場で、木や草花が枯れていく。
水涸れでもなく肥料の問題も無いのに急速に枯れていく、
その原因を誰に聞いても答が返って来ない。
自分で試行錯誤するうちに、
うねを高くしたり溝を深くしたりして
空気が動きやすい状態をつくってやると、
スーッと水が動くというのが分かって来ました。(矢野さん)
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土の中の水も空気が動けば動く。
それに気づいてからは、
空気をいかに通せばいいかを追求し、
「空気がよく通れば泥水が出ない」という現象が見えてきました。
土の中の空気の通りが悪いと,
水はスムーズに流れず、泥水が出る。
泥水が消えれば通気性が、空気の動きがプラスに転じている。
泥水は、見えない空気を読むための大事なヒント、
バロメーターになりました。(矢野さん)
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記事はまだまだ続きます。
沖縄県国頭村のヤンバル地域で、
農地の赤土流出が問題となり、
県庁の有志が矢野さんに依頼を出したこと。
自然豊かなヤンバルでも、
ダムやコンクリート護岸の建設で
赤土の泥水が頻発するようになり、
収穫量の低下を招いていたそうです。
そこで、農地の一部で、パワーショベルで深さ1mくらいの溝をほり、
ここから空気を入れ替えてやることによって、
雨水が通るようになり、水が滞らなくなり、
作物の根の周りの水と空気の動き(呼吸)をよくした。
空気の通りが良くなると、大地の呼吸が始まり、
水はけが良くなって赤土が流れなくなる。
赤土が溜まっていた土地に青々と草が茂り、
風景ががらりと変わる。農作物が元気を吹き返す。(記事より抜粋)
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このリンク先を見ると、
弱り切っていた木が、
矢野さんたちの施工のあと
ぐんぐん勢いを取り戻している様子が
写真で出てきます。
風土を再生する〜里山整備の視点
http://watashinomori.jp/
川の水が変わり、
周りの森の状態も変われば
もちろん、海の状態も変わっていくでしょう。
サンゴの白化が大問題になっている沖縄の海に
いい影響が出ているとしたら・・・・
少し前まで、日本は、どこも
清流の湧き出る国だったのが
いまは、あちこちで
水が汚れ、土地が弱ってる。
きざみのりで食中毒が出てしまうくらい、
人間の体も弱ってしまってることも
一因はここにあるんじゃないかなと
思う次第です。
矢野さんの話を直接いっぱい聞けて
実際の施工をしながら学べる会、
3月31日から3日間です。
くわしくは、こちら
↓