<むつみ>
金沢市のお隣・野々市市で、フェアトレード&オーガニックのショップとカフェをやっている、
小浦むつみです。
先週は東京に出張したついでに、
「フェアトレードくらぶ」を立ち上げた時の大事な仲間
福田恵美さん=ふくちゃんに会ってきました。
まだ日本では海のモノとも山のモノともつかない存在だったフェアトレードを
石川で広めたい!
という私の思いを聞いてくれて、
そしてオーガニックともつなげてくれたのが、ふくちゃんです。
(それまでは、フェアトレードは人権を守るものという認識しかなかった。
環境にも大事だと気がついたのは、ふくちゃんと出会ってから。)
そして!そのふくちゃんが今回、なんとなんとなんと、
渡邊智恵子さんと愉快なお仲間たちとの時間を、
設定してくれたのです。
日本で最初にオーガニックコットン(OC)を輸入された、アバンティ社長渡邊さん。
初めてOCに出会ったのは1990年だそうです。
「人の肌はむき出しの脳」「第二の脳」
(↑渡邊さんのご著書より)
綿花の栽培には、ものすごい量の農薬が使われています。
全世界の農地の0.2%しか使っていないコットン畑に、
全世界の農薬の16%が集中して使われる。
皮膚から吸収される「経皮毒」は
たとえ微量ずつでも、面積が広いので
人の体に大きなダメージ。
もちろん、栽培している方達が浴びている量と言ったら。
半身不随、
皮膚疾患、
呼吸障害、
失明・・・
深刻な被害が、世界中で、何百万人もに。
いまでこそ、OCはようやく知られつつありますが、
1990年は、思い返してみても、
まだ、無農薬の綿なんて興味を持つ人がいなかった頃なので
パイオニアです。
た〜くさんの商品がある〜〜
アルでもご紹介してるブランドPRISTINEは
この渡邊さんのアバンティさんのものです。
さらには、
「東北のグランマ」 を立ち上げた渡邊さん。
福島の農作物が売れにくくなってしまったから
応援の意味で、綿花の栽培をしてもらい、
それで手作りの小物などをつくるプロジェクト。
グランマ・・・おばあちゃんたちの手仕事に。
長野県小諸でエコビレッジ事業もなさってる渡邊さん。
ここはすごいですよ。規模がすごい。
https://avantijapan.co.jp/social-business/komoro-eco-village
マジリスペクト!と叫びたい渡邊さん。
朝から会社にまでお邪魔して、朝礼にも参加させていただき、胸いっぱい。
(月曜の朝は、社員さん全員で名前を呼びあい握手する時間だそうです
20人もいると、こういうコミュニケーション大事なんですね)
(渡邉さんと社員さんのやりとりを遠くから撮り。
NHKのプロフェッショナルで見たあの風景だ・・・と
ひとり、感激。)
会社と同じビルにある、
PRISTINEのお店もゆっくり拝見。
(スタッフさんがお人形さんみたいにかわいい。
でも商品知識とOC&お客様への愛情はたっぷり)
人形を使ったディスプレイ、なるほど!
ギフトによさそうな、ベビーのOCおしゃれ着。
吸収のはげしいベビーにこそ、
OCを!
ギフトに大人気だそう。
これ!素晴らしいサービス!
シミがついてしまったOCを、
京都の染物屋さんに送って、染めてくれるサービス。
これがお安いんです。
これがあれば、生成りのOCを買うのもこわくない。
たっぷりとお店を案内してくださった、
取締役の奥森さん。
またこの方がいい方で。やさしくて。包み込まれる。
OCを着ているとこんなキャラになれるんだな、とあこがれる。
そして
大切なお客様としっかりつながりたいと思う気持ちがすごい。
高い商品でもしっかりお客様がついているわけがよくわかる。
渡邉さんには、なぜか
私から「短パン社長」についてレクチャー(笑)
短パンさん、おもしろい!と喜んでくださって
お礼に、と、ご著書をくださいました、
サインもつけて!
渡邉社長、こんな私の話を聞いてくださりほんとにありがとうございます。
新店舗ではぜひ、PRISTINE をどーんとご紹介したい。
OCの分野だけでなく、
私が垣間見た2日間だけでも、
東京で、家族からの虐待の被害(性被害など)にあった少女たちをサポートするNPO「BOND」のメンバーさんが相談にいらしていたり、
(渡邊さんが理事をなさっているらしい)
児童労働(綿花の畑は児童労働がひどい)をなんとかしたいと動く「ACE」さんの評議員もなさっていたりと。
みんなのお母さん。
余談ですけど、大ヒットアプリ「プロフェッショナル 私の流儀」を作成したのは、渡邊さんが「NHK プロフェッショナル」に取り上げられた際の、担当プロデューサーさんだそうです。これは、このアプリ大好きな夫へのお土産話。