<むつみ>
日曜日、ロケットストーブの体験会があるというので
末っ子と出かけてきました。
ほんの一握りの木っ端で、お湯が沸き、
調理ができるという。
しかも簡単に手作りできるという。
こんな形です
この完成品を見た後、
あたらしくひとつ、実際に作ってくださいました。
できるだけ簡単に手に入るもので作ろう、というポリシーで。
まず、このカンは、ガソリンスタンドなどでもらえるそうです。
木を入れるバスケット部分は、
専用のものをつくったら6000円くらいしてしまったそうですが、
何かで代用・・・ということで、
わかります?
100均で買える、魚焼き?の網。
底の部分は、ポテトマッシャー(の柄のプラスチックをコキっと壊して使う)
安いし、
いざ災害のときにも、おうちにありそうだから。
パーツはいいとしても、
工具が。
カンに穴を開ける時、この日は、ナタで切れ目を入れてから、鉄を切れるハサミで切っていきました。
でもそんなものが揃っているおうちは少ないですよね。
工具がない場合は、
釘、ドライバー、お好み焼きのヘラ、なんでもいいから尖ったものを
金づちや石で打ち付けていけばなんとかなるそうです。
ほんのわずかの木切れですぐにお湯が沸くのには、
感動しました。
割り箸を折ったものや、
消しゴムくらいの大きさの木切れがいくつか、で、
ほんとにお湯が沸く。
(そう聞いてはいたけど、実際に見るとやっぱり嬉しさ倍増)
着火剤には、松ぼっくりとかいいらしいです。
油がたっぷり含まれているそうで。
子どもに見せれて、よかった。
ガスや電気が止まっても、
なんとかすればなんとかなる、と
擦り込んでおくのが大事かなと思って。
熱源ってものは、自分でも作れるんだ、って思っておくことで
生き方全体が変わってくる。。。。と言ってしまったらいいすぎか!
でも、今の子って、
本当の火をまったく見ないまま育つ子もいるそうなので。
(IHとかですからね)
このロケットストーブは、
東日本大震災の時に、
被災した方たちの中から、
「昔かまどで暮らしていた」というおばあちゃんや、
大工さんが、
だいたいこんな感じかな・・と
落ちているもので工夫して作ったものだそうです。
「地震ボックスを作って、
使えるもの、入れておこうね」と張り切る息子。
ほんとに被災した時、これを作れたら、ヒーローだね。
詳しい写真は取らなかったけど
ネットでたくさん出回っているそうなので、
ぜひ見てみてくださいませ。
(お客様にこんなサイトも教えていただきました
こっちはさらに簡単構造!
http://himming2008.jugem.jp/?eid=684)
なんか・・・・・
原発再稼動するしかないんだー
日本は資源小国だから、という方もいますが
あらゆる工夫をしたのか?
あらゆる知恵を絞ってもそれでも原発しかないのか?
いま熱源にしている電気の一部でも、こういっったエネルギーに置き換えたら
そうとう変わるんじゃないのかな、と
そんなことも思いました。
木っ端(木質ペレット)で発電するのは
乱暴な気がしますが
たとえば公共施設の暖房を温水暖房にして
熱源を、木切れにすることは
できると思います。
新しく市営住宅を作ることがあるなら
そこに導入するとか。
そしたら地元産のエネルギー、
未来永劫、安泰で
円安も円高も資源戦争ともほぼ関係ない。
しかもエコで地元に雇用もつくる。
平和への一歩だな。
そんな夢をみながら暖まりましたよ。
お店でも体験会できたらいいな。
フェアトレード&オーガニックの店
コミュニティトレードアル 代表の小浦むつみでした