福島の子どもたちを避難させたい

<むつみ>
なんだかあっという間に5月も中旬へ。
すぐ6月になる!1年の折り返しに。
キャーー
震災からも2カ月経つんですって。
震災前の暮らしが、遠い遠い過去に思えることないですか?
毎朝、起きると、
「やっぱり夢じゃないんだ・・・」と思います。
今週は、一時帰宅のニュースを映像でたくさん見ました。
自宅に帰るのに、あの重装備。お気の毒すぎる。いまだに、映画のワンシーンかと思えるのです。「こんなんありえんやろ」この汚染が受け入れられない私。
福島では、事故後すぐに、県に雇われた長崎大学の山下さんという教授が
「今回の放射能は、心配ありません。年間100ミリシーベルトまでは問題ない」と力説。
多くのの県民は、安堵し、今もマスクをしている人は少数派なのだとか。
実は私も、NHKかなにかで山下さんの講演を聴いて、
「大丈夫なんだ~~」と、安心したうちの一人です。
でもその後、たくさんの情報に接して、
これはどうしてもおかしいと思うようになりました。
チェルノブイリとは違う、と
あれだけ言っていたのに、
数字だけ見ると、
チェルノブイリに比べても
桁違いに高い値が、広い範囲に。
しかも、みなさんご存知のとおり、
文科省から、子どもたちが浴びてもよい「基準値」として
年間20msv という値が通知されたとのこと。
もともとの基準値の20倍!!!!
3週間ほど前の話ですが、
福島で暮らしている子どもたちのことが、
あまりにも不安になった私は、
子どもの通っている幼稚園の先生に
「こんな数字、大丈夫なんでしょうか」
と聞いてみましたが、
先生たちのところには何も情報や連絡が
来ていないようでした。
同じ文科省の管轄でも、
離れていたら特に情報がないものなのですね。
でも、離れているから関係ないとは
どうしても思えませんでした。
何かあった時には、
自分たちにもあてはめられる数字なのですから。
それで、野々市町役場に出かけて、
「子育て安心課」で
相談しました。
そしたら、「教育総合課」(だったかな?)を紹介されました。
「教育総合課」では、「石川県中央保健所」に
連絡をしてくれました。
保健所の方が、私に電話を下さり、
開口一番
「ありえない数字なんですよ。
1msvのままだと、ほとんどの子どもを避難させなければならなくなるから
つじつま合わせで数値を引き上げただけなんですよ」
「はっきりいって、
政府のなかでも言っていることが矛盾だらけですから」
とのことでした。
あっけにとられている私に、
「でも小浦さん、心配しないでください。
一日中、屋外の線量計のそばにいるわけじゃないですから。
室内に入っていれば、その分減りますし、
それに、
1msv 上がるごとに、
一万人にひとり、ガンになる確率があがる、
というだけの影響ですから」
と言われました。
ちょちょちょっとまって。
1ミリから20ミリへの引き上げで、まずは20倍。
さらに、大人よりも子どもが2倍~10倍、
影響を受けやすいのだから
40倍~200倍??
福島の、27万人の子どもたちに当てはめると
1080人~5400人??
1000人以上の子どもがガンになる可能性が増える
ということですか?
と、お聞きすると、
「おっしゃるとおりです」
えええええー
チェルノブイリのとき、ロシア政府は
1ミリシーベルト/年間 で’権利避難’
5ミリシーベルト/年間 で ’強制避難’
を基準としたそうです。
ちなみに家畜も全部、避難させたそうです。
ええええーーー
「私たち母親は、この状況で
どうするべきでしょうか」と伺ったら
「大丈夫ですよ。
肩書きを持った偉い方たちが、
発言を始めていますし、
いま、大騒ぎになりますから
お母さんたちが何もしなくても大丈夫」と言われました。
たしかに、翌週から、
国会中継でも「基準を戻せ!」と
激しい追及を見ました。
日弁連からも抗議文。
アメリカやドイツの科学者団体からも
「基準が高すぎる」と批判。
そして日本医師会がついに
抗議文を出しました。
マスコミでもワイドショーなんかで
何度か、取り上げられました。
それでも文科省が動かないのです。
この件で指導したとされる安全委員会の担当者でさえ
4人が揃って
「そんな指示はしていない」と言っているのにも関わらず
20msvが変わらないのです。
福島の先生からは
「子どもたちを外に出したくないけれど
学校は 国の基準に従えと言う」
親ごさんたちからは
「避難したいけれど
国が安全と言っているのに
あなただけ神経質」
「嫌なら転校しろと言われた」
と、ツイッターでは
涙のツイートが、毎日です。
避難させるのが困難だから。
それもわかります。
とても大変なことです。
でも、数千人の子どもがガンで痛がり
衰え死んでいくのを
直視できないです。
(嫌なたとえですが、
その医療費と、避難の費用と考えたら、
どっちが大変なことか?)
公式に発表されている数字だけでも
ひとケタ多いのに、
そこだけではわからないこと
(どんなモノが含まれているのか。
たとえばプルトニウムとか)が
この「ベクレル」という値だけではわかりません。
不安がるなと言われても
安心できる材料がないのです。
子どもたちの避難を。
これを見ないふりをしているのでは、
大人が生きている意味が見出せません。
じゃあ何が出来るか?
考えて、やっぱり
自分の身近なところで
幼稚園関係や、学校関係の機関から
文科省に、せめて「どういうことですか」と質問だけでも
届けてもらうように
お願いしようと思い至りました。
私立幼稚園協会、
石川県の教育委員会に、
思いを伝えて、
それから、幼稚園と学校にも
「こんなん出しました」くらいは
お伝えしようと思います。
私はわりとずうずうしいほうですが、
それでも、どんな反応をされるか
気が重いです。
でもまあ、
嫌なこともあるでしょうし、
いいこともあるでしょう!!
福島の子どもたちを避難させたほうがよいと思う
アルのお客様!
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合わせてお知らせくださいね。

14年前

3 コメント

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