<むつみ>
あけましておめでとうございます。
一週間のお休みを頂きましたが、明日から通常営業です。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
去年の暮れに、一年の成績を見返して、時代のきびしさを実感しました。さて、新しい年にアルはどうしていこうか?
むつみ「改善するところ、新しくやること、いろんなアイディアを、ミーティングまでに、ひとり20個以上持ち寄ること!」
スタッフ「20個ですかああ」
私自身、20個もあるかな?と不安だったのですが、いざ紙に向かって書き始めると、出るわ出るわ、こんなにあるんだ・・・こんなに改善点を探せる私ってすごい・・?というよりは、今まで何やってたんだろってこと?ありゃあ・・
育児休暇中のぐっち店長を含めてスタッフ4人が持ち寄ったら、全部で100個くらいのアイディアが。
100個を「仕分け」して、優先順位をつけて、スタッフ間で分担して、一年間、完遂するまで しつこく追いかけるつもりです。一年後きっと店もスタッフも生まれ変わってると思います。た~のしみ~
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年末年始の間、新聞やテレビ、ネットで、「新しい年がどうなっていくか」をテーマにしたものをよく見かけました。
「金融資本主義はもう終わりで、これからはキズナの時代」みたいなことが何度も出てきてました。どうやってキズナを作っていくのか~~ってことは、具体的にはあまりなくて、残念でした。10年以上前から言われていることが、ようやく痛いほどの現実を伴って言われるようになっただけのことかも。
それでも、10年前には、ごくごく異端児な一部の意見、ヘタをしたら新興宗教と同じくらいに危なげに扱われていた意見が、今、聞いてて飽きてくるくらいに、マスメディアに登場しているのは、良いか悪いかと言われたら良いことなんでしょう。「資本主義はもう終わっている」とか「1ドル50円の時代に備えろ」とか。
今日、目を引いたのは、「日本中、100円ショップになってしまう」という記事です。
記事は、デフレの象徴であるユニクロがバッシングされはじめているということから始まっています。
商品は安いけれども、「仕事づくり」には何の貢献もしていない、と、ユニクロを叩く傾向が出始めた、とのこと。
そして、デフレが進み、底なしの値下げ競争の結果、日本中の店が100円ショップ化する、という指摘です。
商売をやっているものにとっては、つらいイメージです。
安いもの。すぐにゴミになるもの。壊れても直さないもの。ペラペラのプラスチックのイメージ。・・・そう連想していって、15年前に見た、フィリピンのゴミ山=スモーキーマウンテンを思い出しました。
ほんとうにくさくて、汚くて、危なくて、ひどいところで、そんな中でも人間が人間の心(それもキレイな心)を持って暮らしている事実に心をガツンと動かされはしたけれど、自分が替わりに住むかと聞かれたら、お願いだから助けてくださいと答えるだろうなと、思いました。今でもそう思ってます。
なので、ゴミだらけ、は、私には、強烈な「恐怖」のイメージ。
安くて質もよいものがあったとしたら、今度は、多くの場合、人間の使い捨てだから・・・・・・・・・・これは誰にとっても恐怖だと。
安く買うということは、まったく同時に、自分自身や家族を「安く売る」ことに直結してしまう。日本もそんな時代になってます。
京都の「シサム工房」さんは、
「お買い物は投票行動」
というキャッチコピーを使ってます。今、すごくリアルな言葉になってきたのかもしれません。
女優の小雪さんは、スーパーで会計をするときに、「このレジ打ちの人が幸せになりますように」と祈りながら、お金を渡すんですって。ビックイシューのインタビューに書いてありました。この姿勢は衝撃でした。自分の使うモノ、それに関わる人すべての幸せを願って、お金を出す。
幸せがこぼれおちていかないように、納得できる買い物を、自分も積み重ねていきたいし、そんなお買い物を提供できる店になっていかなきゃねと、改めて、思いました。
さー、明日からガンバルゾ。6日からセールです!(←あれ、安売り!!!? 業者さんは泣かしてませんので、念のため!!)
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また一年の始まりですね!
「全ての店が100均に」…まさに『張りぼての社会』の象徴だわ!
解っていても、日々の生活苦から、安いものに手を出して居る自分を去年反省しました。
むつみさんのようには、一本筋を通す事は出来ないけど、今年は一歩踏み出します!
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お正月にブログ読んだよ~おもしろいよ~なにより子どもたちと写真で会えて嬉しいよ。
ゴミが怖いといえば、今、うちの中がゴミだらけ。お正月遊んじゃったモンで・・・私は家庭生活を反省しきりだわ。幸せは足元から、ですな。