<むつみ>
セール中なのに、朝から大事な用事があり
香林坊に行っていました。
ホームレスの人たち(だけ)が販売する雑誌
The BIG ISSUEの販売が
ついに金沢でも始まった、
というニュースを聞いていたので、
香林坊のバス停で、
探してみました。
見つけました!
ちいさな看板を首から下げているだけなので、
その気になってよく見ないと、
見つかりません。
雑誌を掲げて、立っているのですが、
何も知らない人が見ると
雑誌を売っていることがわからない。
300円払って、一冊求めました。
うまく話せるか、躊躇しましたが、
思い切って話しかけてみました。
「どうですか?売れますか?」
「土曜日だから人が多いけれど、
今日はあまり売れません」と。
「毎日、7時から7時まで、
ここ(大和前のバス停)で販売しています。
1日と15日に新刊が出ます。
またよろしくお願いします」と
ハキハキと話してくれました。
若くて、青く頭をそったお兄さんでした。
まったく、普通の、というか、ちょっとやんちゃな、
いるいる、うちの町内にもこんな若い人おるわ、
という感じの、
すごい普通の人で、
構えて話しかけた分、拍子抜けしたというか、
私、何を構えていたんかな?と・・
その普通さに、胸がつまる感じがありました。
用事をすませて、またバス停に戻りました。
バスが来るまでの時間、
横にいてもいいですか?と聞いて、
一緒にビックイシューを持ち、
「ビックイシュー販売中です!」と
声を出してみました。
黙って立っていたらわからないと思ったから。
そしたら、
「あの、最初のほうは、声を出さずに
黙って立っていてくれ、って
大阪のOOさんが。」と。
ビックイシューの製作元が、
いろいろと、金沢で受け入れられる戦略を
考えてくれているようなのです。
なるほどです。
短い時間でしたが、
お兄さんは、生い立ちとか、いろんな話をしてくれました。
「いろいろあってどん底まで落ちたけれど、
もういっかい這い上がろうと思っている。」と
しっかり言っていました。
写メ撮ってもいいですか?と聞いたら
「自分は、かまいません」と。
訳あって会えないでいる両親に、
自分は自立のために頑張っていると伝えたくて、
中日新聞の取材にも実名とモザイクなしの写真で応じた。
それを見た親戚が、飛んできた。
みっともないことをしてくれるな、と。
だからその後のテレビ取材では
モザイクをかけてもらった。
昔お世話になった人も、新聞をみて、
松任からバイクを飛ばして飛んできてくれた。
その人は、びっくりして、心配して
来てくれた。
もう一回、這い上がりたい。
そんな話を、いろいろしてくれました。
ホームレス(もしくは生活保護を受けている)の状態を
人前にさらして路上に立つのは
販売者さんにとって、つらいんじゃないかと、
心配していたんですが、
ビックイシューに再起をかけて路上に出ると
決めたからには
そんな甘い気持ちじゃないんだな。
ということが伝わってきました。
なんかほんとに、普通のひとで、
自分との境目が分からなくなり、
というか、境目なんてないんですね。
売り上げは、
一日に15冊くらいだそうです。
利益は160円*15か・・・・・
せめて20冊売れるといいのですが。
駅と武蔵と香林坊で、
3人で活動しているようですが、
駅は、あまり売れないそうです。
なんとか、ならないかな。
もっと売れそうな場所といえば?
もしくは、スポットで販売できる場所が
あるでしょうか?
県庁とかダメですかねえ。
21美は?
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このページ紹介しました。さっそくお一人読んでくれましたよ(^_^)v なんとか継続できるといいですね。
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あさいさん、ありがとうございます!!!
ほんと、なんとか続いてくれるといいんですが。
それから
私も早くつぶやけるようにならないと・・・・
みんな twitter の世界にいっちゃってるし。