三五八漬

<むつみ>

ある日のアルで・・フェアトレードショップ経営記-090517_190933.JPG

突然ですが、きゅうりの漬物です。三五八漬けといいます。ap bank fesに出店したときにお世話になった、静岡の藤田理恵さんに教えていただいたもの。


三五八とは、この漬物の床の材料が


  • 塩カップ3(冬は2)
  • 米麹カップ5
  • 米カップ8(もち米が甘くできる)
  • と、割合が3:5:8だからだそうです。


    以下、ネットで見つけた作り方です。

    作り方A

    1. 米は洗って普通のご飯に炊き、上下をかき混ぜ60℃位に冷まして、ほぐした麹を加えて手早く切るように混ぜ、蓋をし、布などでくるんで保温する。(10~12時間位)
      保温方法…ジャーに入れる。(電子ジャーは高温でダメ)あるいは、こたつを弱にしてその中に入れておく。
    2. 発酵して甘味が出るので塩を入れて混ぜ、かめ、ほうろう容器等に入れて密閉して、冷暗所に置く。
    3. 野菜を漬ける時、必要量を取り分けて、使う。…500gにカップ半量

    作り方B

  • 米を固く炊いて冷まし、塩、麹と合わせ2~3ヶ月容器で寝かしてから利用する
  • こうして出来た床を、ほんのちょっとずつ使って、きゅうり・にんじん・大根・鶏肉、なんでも漬けられます。ぬか床と違って、おおさじ1杯をきゅうり三本にまぶす感じで(ジップロックでやるとやりやすいです)。


    甘くて、ほんとーーーうにおいしいです。今日はきゅうり三本、子どもたちの奪い合いにより、あっというまになくなりました。


    最近、発酵食のことが、やたらと記事になってませんか?乳酸菌の話、カビの話・・・・お腹の中には、良い菌も悪い菌も、一緒に必要だ、という話とか。


    水道水は、人間にとって悪いと思われる菌をみんな殺してあるけど、一緒によい菌も死んでしまって、それを飲んでいるから、いざというとき抵抗力がない体になっている・・・とか。


    すべてはバランスの上に成り立っているから、悪いものだけ排除しようとしても、結局うまくいかないんだよ、みたいな話とか。


    結局、良いとか悪いとかも、人間の都合で言っているだけなんでしょうけど。



    実は今年、知り合いの息子さんが小学校に入学したんだけど、ちょっとハンディがあって、みんなと同じことができません。入学式や授業参観で、ずっと座っていたりとかは出来なくて、目立ってしまうので、お母さんはとっても周りの目が気になるようです。


    保育園のときから同じ子たちの親御さんは、理解しているけど、何も知らない人がみてどう思っているんだろう・・・・この子のせいで授業が遅れて迷惑、とか思うんだろうか・・・・と、憔悴してます。実際に、ほかの学年の子で、迷惑だと非難された子がいたらしくて・・・・


    母も息子さんも、何も悪いことしてるわけじゃないんだし、堂々としてたらいいよ、と励ますんだけど、やっぱり、ハラハラ、ドキドキで、相当しんどいみたい。


    私も同じ立場だったら、きっと同じように悩むと思う。けど、横から見ている立場としては、いろんな子がいて、一緒に育つ、そんな環境は、ありがたいと思ってます。


    遅い子、手のかかる子、そんな理由で排除していたら、どんどん、どんどん、幅が狭くなって、きっと、みんなにとって息苦しい場になる。


    いろんな菌が一緒になって、おいしい漬物になるように、いろんな人が混じり合ってこそ、強い社会になるんじゃないかな。

    16年前

    コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です