<クズハ>
映画「闇の子供たち」
http://www.yami-kodomo.jp/
が、シネモンドに11月1日~ やってくるそうです。
タイでの幼児買春・臓器売買が衝撃的に描かれている、と、新聞に大きく載っていました。東京では「大ヒット上映中」とのこと。
アルの木実ちゃんは、いま原作を読んでいるそうです。
私が初めて幼児買春の話を読んだのは、タイにいく直前か、帰ってきた後で、10数年前のこと。マリー・ボッツというフランス人が書いたルポでした(なんと、最近アマゾンで検索したら、定価三千円のものが、8千円以上の値がついていました。)。
客を装って子ども達に近づき、調査をし、何人かを救い出し、フランスにも報告を出し続けた女性が書いたものです。
救い出した女の子が村に帰されるシーンは、この本の唯一の「救い」のシーンなのですが、女の子が風のように走り始める場面、文字がいまでも目によみがえるほど印象的で、泣けて泣けて。
著者が、数年の活動のうちに、タイ当局からも疎まれ、闇世界からの脅迫に合って、帰国を余儀なくされたことがショックで、この闇には誰も立ち向かえないのかと、敗北感のようなものを、私もずっとどこかで引きずって来た気がします。
10年経ってみれば、旅行業者の協会も参加して、「コードプロジェクト」というものが出来、幼児買春への警告活動がされはじめたようです。地道に働いている人たちがいるものなんですね。私が、「何も出来ない」とセンチになっていた間に・・・
タイやフィリピンのこどもたちは、ほんとうにかわいかった。そして、田舎の貧しい子たちの突き抜けた明るさに対して、マニラやセブ、バンコクの貧しい子供たちは、本当に疲れきって汚れきっていた。フィリピンは、男の子買春スポットとして有名なんだそうです。息子を持った今となってはますます、しんどい話です。「こどもは、小さいんだから、守らなきゃ」と言っていた友人の言葉を何度も思い出します。
アルにはきのう、シネモンドさんから、「闇の~」のポスターが届きました。
ポスターには、大きく
「これは、事実か、真実か、現実か」
と入っており、
なんとか傍観者になりたい私に
どどめの一刺しを刺している気がしました。
フライヤーも1500枚!来ています。
どこかで配っていただけるようでしたら
お送りしますのでご連絡ください。
と、ブログに書いても、普段なかなか反応はないもので、それは
お願い事をするにはやっぱりちゃんとこちらから
足を運んで、お話して、、、とやるのが礼儀、と
わかっているのですが、つい、書いてしまいます。
ごめんなさい!
特にこの映画は、どうか、お願いしたいです。
子どもは、守りたい。
ちなみに、今日、恐る恐る、
小学校のママが集まるところに持って行きましたが、
この映画すごく気になってたのよね、と
反応は大有りでした。
出演者が超有名なので、とっついてもらいやすいみたいです。
初日は、監督がシネモンドに来場だそうですよ。
フライヤーには、主題歌を作った桑田啓祐が
「率直に申しまして、男の私が惚れ惚れするようなステキな方でした」
と書いていましたが
どんな方なんでしょうね。
超有名な役者さんがそろったとはいえ、テーマの重さからか、大きい映画館ではかからず興行的には大変みたいで、「力を貸してください」とウェブにのってました。
上映スケジュールはシネモンドさんのウェブをどうぞ。