<クズハ>
ビルマと中国の災害ものすごいですね。被災者の数が大きすぎて、唖然、呆然。温暖化が進むと自然災害の規模が大きくなるという、IPCCの予測は、残念ながらどんぴしゃり、当たっているようです。
さすがにこれじゃヤバイ!と、エライ人たちが焦りだすかと思いきや、面子があるから外国人の救助隊は受け入れないとか、最初の救出映像は中国軍によるものでないとダメだとか、、、怒り天を突きます!
人間はおろかだ。
地震の被害にあった子どもたちの映像を見て、うちの子たち(6歳、4歳)は「子どもだ。子どもだよ」と凝視。涙を流して
「地震ってダメやね。悪いね」といい、
「誰が地震を’伝える’の?」と聞いてきました。
「日本には絶対にこないよね?」と聞かれて絶句。
大丈夫だよ!っていってあげたかったけど、それはたぶんダメなんだろうなと思い直し、
神様が決める事だからね。母ちゃんが守ってあげるから。もし死んでしまっても、天国でまた会えるよ。それか、生まれ変わったらまた家族になろうか。こんどは母ちゃんが子どもになって、アカリとアキがお父さんかお母さんになってね。
そんな話をしました。
ささやかながら、アルにも募金箱を置きました。ビルマで、軍事政権の目をかいくぐって支援物資を届けているという日本のNGOに託したいと思います。
それにしてもこの負の連鎖は止まらないんだろうかと暗い気持ちになっているところで、もうひとつ、エクアドルの話を。
6月1日にお呼びする藤岡さんたちが販売しているものの話です。先日、スタッフの間で勉強会をして、またいくつも元気をもらいました。
(スタッフ5人で手分けして、スローウォーターカフェの資料を読み、発表する形式。)
まず、エクアドルの国の歴史。いろんなことがあったけれど、今は、先住民族など貧困層の声を代弁する大統領が生まれて、キューバやベネズエラなどと一緒に、アメリカの自由貿易主義から離れた共同体を作ろうとしている、という話。
それから、チョコレート。宇多田ヒカルのブログにも載った事のある「スパイスチョコ」。チョコの中にチリパウダーやコーヒーが入っているのです。物珍しさで、アルでもよく売れてます。
これは、エクアドルで取れる良質のカカオと、地元でとれるスパイス類で、包装までを小さな村で完全に手作りしているもの。地元の名産品としてもともとあったものだと思っていたら、実は、藤岡さんが映画「ショコラ」にヒントを得て、オリジナルで作ったものだそうな。
コーヒーの実はカナヅチで砕いて・・・などの作り方を藤岡さんのブログで読んでいたら、エクアドルの高地(標高3500M!!)に体が飛んでいった気持ちになりました。
ほかには、インタグコーヒーの話。
鉱山開発から森を守るために、有機コーヒーで村おこしするしかない!と思っていた、インダク地方の人たちと、九州の中村隆市さんが出合って生まれた「インタグコーヒー」
ここまでは、フェアトレード界ではときどき聞く話。だけど、このインタグでは、繰り返される脅迫や囲い込みにも耐えて、ついに、今年、開発業者を追い出す事に成功したというのです。
世界有数の多様性を誇るエクアドルの森を、実際に守りきったというのはすごい、うれしいニュースです。
鉱山開発は、日本でのケイタイやパソコンの使い捨てともすごく関係あるそうなので、エクアドルの人たちにもずいぶん迷惑かけてるんだなーという思いと、守りきってくれてありがとう、という思いで、しばらく気持ちがエクアドルに飛んでおりました。
「慰安旅行はエクアドルにしますか!」(←ぐっち店長)
・・・・・みんなでいけたらいいね。