<クズハ>
この前の土曜日は、私にはビックディでした。
一ヶ月かけてフェアトレードくらぶのメンバーが準備していた「国際交流まつり」の出店が、初日。前日も、荷物をつくったりしてました。
そして、娘の幼稚園のバザー。これまた、一ヶ月かけてママさん劇団で「三匹のやぎのがらがらどん」を練習してました。
もともとの話は、妖怪トロルに、小さいやぎと中くらいやぎが食べられそうになり、それをうまくかわして、最後に大きいやぎがトロルをこっぱみじんにする、という単純なもの。名作中の名作絵本です。それを、
大やぎもトロルにあっさり負けて大ピンチ、そこに「ビリーやぎ」が登場してキャンプを展開、鍛えなおした大やぎが戦って「ビクトリー!」を迎える、という劇にしたのでした。おちゃらけ劇でも、かなりまじめに練習したので、本番は緊張!園長先生も爆笑してくれて、娘は「ほんとの劇(団)の人みたいやった!」と喜んでくれたのでよかった。
そして、末っ子の2歳の誕生日でもありました。お誕生席にすわらされて、電気を消され、キャンドルを差し出されて なにがなんだか??の息子。よくわからないなりに、ちやほやされてご機嫌良好、よかったよかった。
交流まつりは、晴天に恵まれて、売り上げもとてもよく、メンバーたちは、お客様との交流が楽しかったと喜んでいました。ご協力くださった皆様、ありがとうございました!!
石川県に住む外国人の人たちが、能登地震でどんな体験をしたか、などの発表もあって、祭りも、だんだんと内容が濃くなっていっているみたいです。
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国際、といえば・・・
今日の報道ステーションで、ビルマの先住民族カレン族の映像みました。
戦っているのは街の人だけではない、という前振りで、武装して政府軍と戦っているカレン族の映像が。
いじめ抜かれて、15万人もの人が、ジャングルの中を、政府軍に追われて逃げながら何年も何年も生活しているということで、地雷の被害で失明した人や足のない人もたくさんいて。
衝撃的でした。
カレン族のシルバーアクセサリーは店の定番なのでよけいに・・・
(タイに難民で逃れた人たちのもの)
テレビを見た人が、こんどお店でカレンの名前をみたときに、あ、あの人たちだと思い出してくれたらいいなと思いました。
ビルマ(彼らにはミャンマーですけど)の外相が国連でスピーチして
「大国の影響を受けた人たちが(その悪影響で)デモを起こしたんだ」と責任転嫁していたそうで、本当に、どうなっているんだ!!?って思いました。
このままビルマの人たちを見殺しには出来ない、最大のODA支援国である日本人にはもっとできることがあると思いました。いま一番大事な支援は、なんだろう?
いつの日か(もちろん、近い将来に)、今回立ち上がったビルマのお坊さんたち、市民の人たちに勝利を!!
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ミャンマー(ビルマ)の問題は複雑です。
ミャンマーの軍政は、いろいろな問題があるのですが。一理ある部分があるんです。べつに軍政に味方をするわけではないのですが、その一理を無視することが出来ません。
それは、グローバリズムの問題です。
カレン族は、キリスト教徒が多く、その理由は、アメリカやイギリスの植民地戦略の手先として、戦争に参加したという歴史があるからです。
同様のことが、ラオスやベトナムのモン族にもあって。ベトナム戦争で、米兵が6万人亡くなったのですが。モン族は、山岳民族としての山岳での機動性を買われて、米軍の変わりに特殊部隊ばりの活躍をしました。
その結果、モン族だけで30万人、米軍の死者の5倍の方が戦死し。つい10年前ほどまでアメリカはそのことを隠してしました。(今でこそアーリントン墓地に小さな慰霊碑が建っていますが)
これの、ミャンマー(ビルマ)版が、カレン族なんです。
カレン族は、仲のわるい、タイとミャンマー(ビルマ)の緩衝材の役目をしていたのですが。植民地化政策でそのバランスが崩れているそうなんです。
インドシナ半島を植民地化するために、軍隊として使われた山岳民族の悲しい歴史です。
残念ながら、ミャンマーの民主化の動きは、ミャンマー政府を悪の枢軸としてレッテルを貼って。そのレッテルを利用して、外資が入りやすいようにして、ミャンマーをお金儲けの道具にしようという動きの中で起こっています。つまり、アフガン、イラク、その次が、ミャンマーというシナリオの可能性が高い。(最近の北朝鮮の動きは、第三のアフガンになることを回避しようという動きからあったのではと推測しています。そのぶん、ミャンマーに矛先が向いた)
ミャンマーを、戦場にしないためにも、軍政の一理の部分にも注目してほしいです。そのうえで、対話による解決と、10年以上止まっている憲法を施行し人権問題の解決を促進していくような世論を作っていく必要があります。
さて、なぜ日本がミャンマーの軍政に肩入れしたかというのは。ミャンマーは、グローバル経済に巻き込まれていないので、自分の支配下でグローバル経済に持ち込んだ方が、日本にとって有利だからです。
日本は資源がほしいだけ・・・