フビランさんのパグサゴップのこと

<クズハ>

 5月に訃報をお伝えした、フィリピンの弁護士ソレマ・フビランさん。


 

 彼女の運営していた児童施設「パグサゴップ」が、今後どうなるのか、とっても心配していましたが、


(パグサのことは、よかったら、ウェブの「旅行記」で、どうぞご覧ください。ホントいいところなんです)


 ミンダナオ島にいる知人(パグサの卒業生で、日本に招待したこともある、ティティンくん)からメールで、思ってもみないひどい話が飛び込んできました。


 フビランさんが亡くなったとき、ちょうど州議会議員の中間選挙中だったそうで、亡くなったフビランさんのかわりに、妹さんが急遽出馬するも、敗北。


 その後、この妹さんが、「パグサゴップは私が引き継ぐ!」と宣言したらしいのですが、パグサゴップ評議会?委員会?フビランさんと一緒に今までパグサゴップに私財を投じてきた人たちが、「パグサゴップはフビラン氏個人の所有物ではない」と、彼女に反論したようです。


 その後、この妹さんを含めて遺族は、パグサゴップのある敷地を売ってしまいたいと言い出したそうです。もう、パグサをやっていくことに興味がないと。


 これには本当にショックです!!!!

 いまの建物は、石川県の仲間たちが、10年前に、大きなチャリティコンサートをやって、100万円も寄付金を作ってくれて、それを使って建物を作ったんです。土地はフビランさんの所有だから、遺族に所有権が移るのかもしれないけれど、ちょうど10周年の今、そんなことになるなんてさあ。・・・・・・・・・・・・・・・


 だいたい、あの人たちは、神罰が怖くないのか?


 やっとこさ安心して暮らせる場所を見つけた子どもたちを追い出すなんてありえない話。運営費は、フビランさんの仲間たちが負担していくと言ってるのに。今まで、パグサの職員として給料もらったり、フビランさんのコネで政府の職員になったり、皆で頼ってきたくせに!こら!


 土地自体が、フビランさんのクライアントからの寄付だっていうじゃないですか。こら!あんたら鬼か!


 あの妹さんも、よっぽど追い詰められてるのかな。フィリピンは今もとっても大変そうだしなあ・・・


 今年いっぱいは、今の敷地においておくことができるから、パグサゴップ評議会?の人たちは、移転できる先を探していると、メールにありました。


 私はショックで、一日誰にも話せず。 翌日、やっと仲間にメールで知らせて、今日はようやく夫に「あのさあ・・・・」と事の次第を説明しました。もう泣きそう~と思いながら。


 夫がいうには、「今の土地、いくらするんかな。俺らで、買えば?パグサがなくなるのはダメやろう。あの子らの行き場がなくなるのは、絶対ダメやわ。買ってしまえば?」おーーー、それは思いつかんかった。というか、この言葉、プロポーズのときと同じくらいビックリ。いい人や~~~さすが私のダンナやわ~~


 でもいったいいくらするんやろ、いくらフィリピンとはいえ。。。取り合えず、大体いくらくらいかなあと、ティティンにメール出しました。


 そしたら、すぐに、これまた意外な展開に・・・今度はいい展開なんだけど、なんだかちょっと胡散臭いかんじもあり・・・明日につづく・・・


18年前

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