戦争中毒

<クズハ>

北陸中日新聞で、「泥沼の正義」と題して連載が始まっていました。

今日のは、コロラド州の州兵としてイラクに派兵されたケリーさんという女性兵士の証言。

「この戦争は矛盾だらけだ。」帰国して、イラク帰還兵の仲間7人とグループをつくり、体験したこと、目撃したことを話してまわっているそうです。

「自爆テロの恐怖から誤って市民を撃ち殺した話を公言、守秘義務違反で除隊を強要され、PTSDの治療費をたたれた元兵士もいる」アメリカは皆保険制度じゃないから、除隊されると医療費が全額負担になるんですよね。それが怖くて軍にはいっさい逆らえない負傷兵がとても多いのだと、前にNHKでやってました。

写真で見るケリーさんはとってもキレイな女の子で、こんなかわいい人が、「友人の兵士がイラク市民を鎖で縛り付けて殴り、ストレスを癒していた」と証言しているのを考えたら、アタマがくらくら、ギシギシ。

こういう証言者は「反愛国者」と批判されることも多いそうです。自分が見たことを話すだけでも、愛とか国とかついてまわる、つくづく、そのときの政権と意見の違うものには生きづらい社会です(日本もね)。

火曜日には、前にご案内した「ピースウォーク」があります。中央公園、1時半集合。イラク派遣にNOをいいたい人、どうぞお集まりください。数が少なくても自分の意見をもっていいんだ、と思える日になればいいな。

今日は、3年前、店でキャンペーンをはり600冊くらいを売った「戦争中毒」という本をご紹介したかったんですがタイムアップ。また明日ー

19年前

2 コメント

  1. SECRET: 0
    PASS:
    「戦争中毒」予約したわ 県立で
    「ぼくは13歳職業兵士」も読み終えました
    知らなかった世界でした

  2. SECRET: 0
    PASS:
    この本(正しくはマンガだけど)、ぜひ全国の学校の図書館において欲しいわ。自衛隊に入隊するときは、まずこれを読んでから、といいたいです。これを読んでも入りたいならどうぞ・・と。戦争が公共事業になっている、という指摘、最初は「そんなバカな」と思ったけど、読んでいったら「そうだったのか・・・」ダムと同じで、止められないわけがよく分かった。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です