LAで日本人シェフが手がける本格ヴィーガン料理「Shojin」
アルのキッチンスタッフ、リセ&リエが、
LAを訪問!
見てきたことをお伝えします
LA初日
羽田をAM1:00に出発し
約10時間の空の旅を経てLAにPM8:00に到着した私たちは、
日本から予約しておいたレンタカーをゲットしてダウンタウンへと向かいました。
LAの空港の周りがとても混んでいたので
事件でもあったのかな?と思うくらい騒然としていました。
私たち二人はアメリカに来たのも海外で運転するのも初めてだったので、
とりあえずは全てをグーグルマップに任せて見知らぬ土地を
”真っ赤なTOYOTA”で走り出しました。
あのぴかぴか光るビルが見えるとこがダウンタウン。空港にお出迎えしてくれたきえちゃんがはじめは運転してくれました〜。きえちゃんもフリーウェイの運転が苦手で多少は慣れてはいるもののガッチガチで運転中は余裕なしでした。コッワーイ
お目当ては日本人の元フレンチシェフが手がける
創作ヴィーガン料理レストラン「Shojin」のフルコースです。
このお店はLA在住のきえちゃん
(元アルスタッフでヴィーガンスイーツを
いろいろなイベントで制作&販売していた「kie」オーナー)
が、LAで一番美味しいヴィーガンレストランと絶賛するお店で、
今回の「そうだ!LAいこう」のきっかけとなったお店です。
では、さっそく「Shojin」のお料理を紹介していきますね。
APPETIZER(前菜)
・三種盛り、湯葉、長いも、生春巻き さっぱり系の前菜でした。
・トーフミートとししとうのピンチョス
焼き肉みたいな味がしました。
豆腐をぎゅっとして凍らせて揚げたらそれはもうほぼお肉!
下味や衣やタレが完璧でした。
食べ終わったあともずっとこのお皿は下げないで、
タレをなめ続けていました。
・しいたけのトーフパテ詰めソテー
しいたけは日本で食べるものと区別が付かないくらいしいたけしいたけしていて驚きました!
しいたけに豆腐を詰めて焼きました。
って言えるほど単純な味じゃなかったので、
居酒屋メニューになりがちな豆腐としいたけの組み合わせが
ちゃんとフレンチ仕立てなっていました。
SALAD(サラダ)
・スナップエンドウ、チェリートマト、湯葉とバジルソース
スナップエンドウの食感が日本で食べてるものと全然違ってました。
サクサクなんです。
繊維質が全く残らなくて
口の中で噛んでいるとすっと無くなっていくような不思議食感で、
トマトは日本でも甘くてジューシーなトマトがたくさんありますが、
その中でも最上級の甘さでした。
同じ野菜でも育つ場所でまったく別の食感になるんですね。
・極小のポップコーンのをのせた黒ごまの辛いサラダ サラダで辛いとか。。。もーお酒が飲みたくなっちゃいますね。
でも宿までは車で帰らないといけないので我慢しました。
黒ごまにポン酢みたいなドレッシングにチリがはいってました。
今思うと水炊きのたれみたいな。。
いや?そんな一言でたとえられるような味では無かった。
ちっちゃいポップコーンの香ばしいかおりとコリコリとした食感がやみつきになるサラダでした。
あのポップコーンなんて名前だったっけな?
・ケール、ドライ杏、オレンジ、アボカドのサラダ このサラダたべてケールのおいしさに目覚めてしまいました。
今まで食べてたケールは一体何だったんだろう。。。
ケールってこんなに美味しい物だったんだね。
柔らかくて、ほどよく草の味がして、
苦みはなくと口の中で「フシュフシュ」としてその食感がやみつきに。
ケールのサラダはどこにでも売っていたのでたくさん食べました。
ドライあんずを水で戻したのとケールを一緒に食べるのが美味しかったです。いい発見。
SUSHI(お寿司) ・アボカド、チアシードロール、えのきと貝割れのせ (写真手前)
酢飯は玄米に餅米を混ぜて炊いた物で
冷めてもプツプツにならないもちもちとした食感でした。
もちろん魚介は使って無いのですが、
いわゆるカリフォルニアロールです。
中にアボカド、
そして上にはタルタルみたいな濃いめのソースがかかっていてさらにその上にトッピングがしてあります。
生地の上にソースがかかっていて
その上に具材がのっていたので
ピザみたいだなと思いました。
具もソースもまき寿司も全てが手が込んでる。
そして無限に組み合わせがある。
私たちは初日からベジ寿司にはまりまくってほぼ毎日食べていたのですが
そう言えばかぶったものはなかったかも。
自由の国アメリカで日本発祥の寿司は進化し続けていました。
みんなにも食べさせたい。
アメリカ人の大好きなコテコテした野菜づくしの寿司を。
ハマるよ!
・カボチャ、レンズ豆、カレーソイマヨかけ、和からし風味 (写真中央)
これも説明を受けずに食べると「えっ?」ってなると思います。
カボチャが乗っててきいろのソースがかかっているから、
カボチャかな?って思って食べたら、
カレーの味がして豆の食感がして最後に和カラシのツーンとしたのがきます。
酢飯にもすごい合ってました。
・テンペと天かすとソイマヨのチリ風味、ビーツのチリソース&パクチーソース (写真奥)
これはリセちゃんがすっごく気に入って
「帰ったら真似したい!」って言っていたので
再現して作ってもらう事にしよう。
チリソースが結構辛くって、あっそうそうコチュジュン風味でした。
一口でいろいろな味がするので
ご飯物と言うよりメインぽい感じがして
お寿司を食べてるという感覚ではないんだけど、
でもやっぱりお米の存在って凄いなと思いました。
米を食べると一気に〆感ありますよね。
ここらでお腹はかなりいっぱいになっていたのですが、
ここはフードファイターの国USA。
ごちそうさまはもう少し先です。
VEGAN NIIDLES(ヴィーガンヌードル) ・豆乳と白ごまの担々麺(ちょい辛) 豆乳系のベジラーメンって最近日本でもきいたことがあったけど、
食べたのはここが初!
とんこつラーメンかと思うくらいこってりしてて、
これの麺はなんだったかな?
ビーフンみたいだったからライスヌードルだったかな。
Shojinのベジヌードルはアイディアの宝庫。
これ作りたい!絶対流行る!って食べながら思ったけど、
あの味再現するまで時間がかかりそうです。それくらい凝ってました。
・グリーンカレー味噌黒ごまヌードル(めっちゃ辛) グリーンカレーはパクチーや青唐辛子をがっつりと効かせて
本格的でそこに甘みのある味噌と黒ごまペーストが入っていて
こってりしているんだけど食べ出したらとまらなくて。
味噌の力ってすんごい!と思った一品。
麺にもこだわっていて寒天麺のような海草を使った透明のぴらぴらとした麺でした。
Shojinでは全ての料理とスイーツがグルテンフリーなので麺類やパスタは味付けにあわせて使用する麺の素材がいろいろあって衝撃でした。また食べたいな−。
DESERT(デザート) ・パンプキンプリン 上に乗っていたココナツミルクをキメ細かいホイップになっていてパンプキンとの相性がばっちりでした。パンプキンの香りも濃くて濃厚。
・ココナツホイップティラミス 中に入っているスポンジはグルテンフリーでオーツ麦や米粉が使われていました。
ココナツホイップがしっかりとしたかたさでかつフワフワでした。
それにしてもココナツミルクをホイップしただけのクリームなのになんであんなにしっかりとした固さを保てるんだろう。。
添えてあるビスコッティーもオレンジピールのビターな味と歯に挟まる食感とさくさくの歯ごたえがあってずっと食べていられる感じでした。
・カシューとカカオのムース、揚バナナ ソルティーキャラメルソース
揚げバナナにソルティーキャラメルソース!いかにもアメリカンなテイストで、Shojinで人気のデザート。揚げバナナのせいかカカオのムースが割とさっぱり系に感じる癖になる組み合わせ。
きえちゃん夫婦と私たちの4人で食べて一人$50~60くらいでした。もっといってるかと思ったけど、思ってたより安く感じました。(少しおまけしてくれたみたいです)
日本にはヴィーガンカフェはよくあるけれども、
こんなシックでムーディーな ヴィーガンレストランってあるのかな?
(CHAYAさんは遠い昔に行ったことあるけど
薄味で盛りつけは美しかったけど質素だったな。
今はどうなのかな?)
Shojinはメニュー見てるだけでもワクワクするし、
菜食オンリーで稀少部位のお肉とが高級魚とか使用してるわけではないので1品1品がそんなに高くなくいろいろトライできるのがいい。
写真をみて「これ!」って指さす頼み方ではなく、
じっくりと英文字を読み込んで想像を膨らませて出てくるのを待つのが楽しい。
こんな贅沢な晩餐を堪能したのは人生で初めての経験でした。
なんてったてLAに来たのが初めてだからこれから帰国するまで初めての事しか無いのですが、
そんな初めてづくしのリセ&リエの旅の報告書にこれから暫くおつきあいください。
次はLAオーガニックスーパーマーケット事情をお伝えいたします!