大丈夫。なるようになる。世界一周の旅で学んだこと

<むつみ>

きのうは、スタッフだまちゃんと、そのダンナさんによる
「575日間世界一周の旅」トークライブ。

ぜったい面白いしお客様も喜ぶはずだからと
なんども頼んでいたのに
なかなかサクっとは実現せず。

だまちゃんが出産退職する、最後のタイミングでようやく実現。

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店内いっぱいのお客様が熱心にご参加くださいました。

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バックパック持参で実演中

店内がいっぱいなので、スタッフはキッチンから。
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(実は特等席)

 

きれいな写真がたくさん出てきて
うっとり・・・・

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35カ国に行ってみて、「先入観とのギャップを感じた国」の例として
イランの話がありました。

核兵器とか紛争のイメージばかりがあるけれど
入国してみたら
街じゅうで「ウェルカム トゥー イラン!」と
声をかけられる。

女子高生に「うちに寄っていって」と誘われて
豪華なホームパーティーをしてもらう。

とにかく親切に助けてくれる。

これはぜんぶ、イスラム教の教えを忠実に守ってのこと、だと。

イスラム教では、弱い立場のものを徹底的に大切にしなさいと教えるので
信心深い人ほど、旅人にはとても親切。

これは、行ってみないとわからなかったこと。

日本にいて触れるニュースだけではわからなかった。

ごく一部の過激な人がつけたイメージだけで
イスラム教が誤解されていることに、気づいた。

 

聴衆の中に、アフリカ系の若い男性が座っていらして
見たことのない方だったので

「日本語のヒアリングだいじょうぶかな?」と
私は心配していたのですが、
彼が、質問タイムで手を上げて

「わたしはイスラム教徒です。
日本で、宗教はなんですか、と聞かれて答えると
みんな、一瞬、えっ?大丈夫かな、という顔をする。

けれどほんとは、あなたが言ってくれた通り、
平和を大事にする宗教。
イスラムの国に行ってくれて、
そして、このことを、(日本の人に)伝えてくれて、ほんとうに、
ありがとう」と発言されました。

店内、心からの拍手につつまれました。
しみじみと、いい時間だなと思いました。

もうひとつのクライマックスは、
ブラジルで4ヶ月滞在した「弓場(ゆば)農場」でのお話。

自給自足で、
野菜や肉、建物、服はおろか
バイオリンなどの楽器までも自作してしまう、
そしてバレエなどのコンサート活動も自前でやってしまう
生活共同体のおはなし。

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耕して、お祈りして、芸術する。
ここでのお話はほんとうにおもしろかったです。
(深すぎるので、詳しくは、また別の機会に・・)

 

だまちゃんと、だま夫くん。
名のとおった高校・大学を出て、おおきな企業に入り
安定を手に入れたはずだったのに
虚しさから抜けられなかった社会人生活。

刺激に満ちた世界旅行のさいごに
たどりついた弓場農場。

それまで身につけてきたものがほとんど一切役に立たない。
野菜の育て方を知らない、魚がとれない、
料理ができない、溶接も力仕事も・・・・

生きていくための術をしらないことに気がついた。
みんなの役に立ちたくて、必死に
野菜の植え付けや管理を教えてもらった。
3年以内にまた行きたい、
そのときにはみんなの暮らしに役立つスキルを持って行きたいと語る
だま夫くん。

実感がこもった言葉に、一同、うなずくばかりでした。

いっぽうの、だまちゃん。
旅行前は、不安ばかりで、最初の方は、
帰国したら何をして食べていったらいいか、とか
そんなことばかり考えていた。
プランをたてて、世界遺産をどんどん回る
「スタンプラリーのような」旅行を続けるうちに
ほんとうに望んでいたのはこんな旅だったのか?と
疑問に感じるときもあり。

そんな中で、
おおきなトラブルのあとにやっとたどりついた場所がすごくいいところに感じたり
なにかやっかいなことが起きたらそのあと結果オーライになったりすることを重ねて

結局、ものごとは最後「なんとかなる」
と思うようになり、不安がなくなった。

いまは、収入も少ないし先行きもはっきりしていないけど
「だいじょうぶ。なんとかなる」
「毎日、安定してて、しあわせ」と思っている、と。

聞いていて、はっとして、
ほんとうに大事なことを思い出させてもらったなと
感じた時間でした。

それにしても・・・・・

約2年間の旅行のあとに
アルで働き始めて、
なれない接客業と、多岐にわたるこまごました作業を覚える苦労、
初めての妊婦生活、と
いろんなことにチャレンジし、
最初のころは絵に描いたような「いっぱいいっぱい」ぶりだった、だまちゃん。

でも最近では、もうずっと前から働いていたような落ち着いた働き方、

そして最後の圧巻のトーク、、、

あーあ、これで最後だなんて残念だわ

でもいままでも残念でなかったお別れなんて一つもなかった。。
だからだまちゃんいなくなっても私たちがんばるよ!

愛情いっぱい、笑顔いっぱいで働いてくれて
ありがとう

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(アルガールズと、
だま夫くん)

 

 

9年前

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